商品番号 MO-3 南米コロンビア、ムソー鉱山産のトラピッチェエメラルドの原石です。 重さは46g、大きさは約45x45x14mmです。 トラピッチェエメラルドとは6個の結晶が6条のカーボンラインによって仕切られている 非常に珍しいエメラルドです(出品中のカボションカットをご覧になっていただければ分かり易いと思います)。唯一コロンビアのエメラルド鉱山だけから稀に産出されます。 ルースにされずに全く手を加えられていない原石に出会うためには現地の鉱山で働いている鉱夫とのコネクションが必要です。今回、以前から頼んでおいた鉱夫が事務所に持ってきてくれ、運よく4個手に入れることができました! 「トラピッチェ」とはスペイン語で「サトウキビを絞る機械」の事で、 その歯車に模様が似ていることからトラピッチェエメラルドと命名されたそうです。 (現地写真集、コロンビアの首都ボゴタをご覧ください) トラピッチェエメラルドのルースは見たことがあっても「原石ってどうなっているんだろう?」と思っていらっしゃる方多いのではないでしょうか? そう、原石の状態でもしっかりエメラルドの結晶が6個に分かれているんです。 しかし、原石の状態でハッキリ観察出来る事は稀です。 こちらの標本は3条のみですが、綺麗な歯車模様になっているトラピッチェエメラルドの原石なのです。 ほとんどが母岩に埋まってしまっていますので、よく観察できませんが、母岩を削っていけばもっと長くでてくるかもしれませんね。 通常はトラピッチェエメラルドの柱状結晶になっていますので、金太郎飴のようにどこを 切ってもトラピッチェ模様が現れます、トラピッチェエメラルドのルースはこのような結晶の一部を輪切りにして切り出しカボションに研磨した物なのです。 まず出会うことの無い珍しいトラピッチェエメラルドの原石、非常に価値のある逸品です! SOLD |