戻る ホーム |
南米コロンビア、ムソー鉱山産のトラピッチェエメラルドの原石です。 重さは1.6g、大きさは約11x11x11mmです。 トラピッチェエメラルドとは6個の結晶が6条のカーボンラインによって仕切られている 非常に珍しいエメラルドです(出品中のカボションカットをご覧になっていただければ分かり易いと思います)。唯一コロンビアのエメラルド鉱山だけから稀に産出されます。 「トラピッチェ」とはスペイン語で「サトウキビを絞る機械」の事で、 その歯車に模様が似ていることからトラピッチェエメラルドと命名されたそうです。 トラピッチェエメラルドのルースは見たことがあっても「原石ってどうなっているんだろう?」と思っていらっしゃる方多いのではないでしょうか? そう、原石の状態でもしっかりエメラルドの結晶が6個に分かれているんです。 しかし、原石の状態でこちらの標本ほどハッキリ観察出来る事は稀です。 こちらの標本は非常にコンディションの良いトラピッチェエメラルドの原石なのです。 なおかつ、こちらの原石はトラピッチェエメラルドの柱状結晶になっていますので 金太郎飴のようにどこを切ってもトラピッチェ模様が現れるはずです。 通常、トラピッチェエメラルドのルースはこのような結晶の一部を輪切りにして切り出し カボションに研磨した物なのです。 こちらの原石は上下どちら側から見てもトラピッチェエメラルドの特徴が非常に良く現れており、写真1枚目の上側から見ると中心の六角形の結晶も確認できます。 ルースにされずに全く手を加えられていない原石に出会うためには現地の鉱山で働いている鉱夫とのコネクションが必要です。 以前から頼んでおいた鉱夫がようやく1個見つけて私の買い付け事務所に持ってきてくれました。まず出会うことの無い非常に価値のある逸品です! SOLD |