パライバ州、サンジョセ・ダ・バターリャ鉱山(オールドマイン)産です。 重さは0.50ct、大きさは6.3x3.6x3.0mmです。 少々面長の美しいオーバルカットは0.50ctをキープしつつベストプロポーションに なるよう日本国内で仕上げてあります。 エンドユーザーさんはあまり気にしていないし気にする必要は無いと思いますが0.49ctと0.50ctではやはり卸の時点でも評価がかなり違ってきます。 それはさておきインクルージョンの少ない奇跡的とも言える素晴らしいマテリアルも非常に 評価が高いでしょう。 1989年にバターリャ鉱山でパライバトルマリンが発見されました。 発見当初に産出されていたパライバトルマリンはこちらのルースのように藍色にネオンを 含むような独特な色合(オールドネオン)でした。 その後一般的に加熱処理が行われるようになり、現在パライバカラーとして認識されて いるあの淡い色合のネオンブルーになっていったのです。 発見当初のほんの1〜2年しか産出されなかったこのオールドネオンカラーの高品質な パライバトルマリンはパライバの発見者であるエイトール氏の名前に因み現地ブラジル では「エイトリータ」との通称名で呼ばれ、幻のパライバトルマリンとされております。 なぜならその後採掘されている鉱脈からは例え非加熱でもこの色と品質を兼ね備える 原石はもう産出されないからです。本当に短期間しか産出されなかったのです。 現地の有力原石オーナーの貴重な昔の原石ストックの中から今回特別に 研磨してもらった「エイトリータ」がこちらのルースになります。 インディゴライトのブルーとも明らかに違う深いネオンブルー、最近のパライバの ネオンブルーとも明らかに違う幻のオールドネオン。 希少なブラジル産パライバトルマリンの中でもさらに希少な幻のパライバトルマリンです。 SOLD |