パライバ州、サンジョセ・ダ・バターリャ鉱山(オールドマイン)産です。 重さは0.91ct、大きさは9.1x4.7x3.5mmです。 しっかりシンメトリーのとれたベストプロポーションのペアシェイプカットに 研磨されております。 細かいインクルージョンが少々あるだけでクセの無い素直なマテリアルです。 0.90ctアップと大きさのあるエイトリータです。 エイトリータでもPA-87やPA-88等のように藍色系が強く出ているものと こちらのように藍色にターコイズブルーを合わせたような色とがあります。 こちらの色のほうがネオンカラーが分かりやすいと言う方もおりますが その辺は好みの問題でしょう。 1989年にバターリャ鉱山でパライバトルマリンが発見されました。 発見当初に産出されていたパライバトルマリンはこちらのルースのように 藍色にネオンを含むような独特な色合(オールドネオン)でした。 その後一般的に加熱処理が行われるようになり、 現在パライバカラーとして認識されているあの淡い色合のネオンブルーに なっていったのです。 発見当初のほんの1〜2年しか産出されなかった このオールドネオンカラーの高品質なパライバトルマリンは パライバの発見者であるエイトール氏の名前に因み現地ブラジルでは 「エイトリータ」との通称名で呼ばれ、幻のパライバトルマリンとされております。 なぜならその後採掘されている鉱脈からは例え非加熱でも この色と品質を兼ね備える原石はもう産出されないからです。 本当に短期間しか産出されなかったのです。 現地の有力原石オーナーの貴重な昔の原石ストックの中から今回特別に 研磨してもらった「エイトリータ」がこちらのルースになります。 エイトリータはもちろんどれも非加熱なのですが鑑別書には A.G.L.(宝石鑑別団体協議会) の規定により「通常、色の改善を目的とした加熱が行われています。」と入ります。 インディゴライトのブルーとも明らかに違う深いネオンブルー、最近のパライバの ネオンブルーとも明らかに違う幻のオールドネオン。 希少なブラジル産パライバトルマリンの中でもさらに希少な幻のパライバトルマリンです。 SOLD |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |